「・・・気がしない」

こちらに来てから、Facebookも始めた。 理由はそんなにないけれど、行く先々で「やっていないのか」と聞かれるからだ。 理由もなく始めたから、理由もなくやめるかもしれない。 だがしかし、 こういうツールが蔓延すると、ちょっとした勘違いが起きる。 わた…

「国によって」

昨日はすてきな夕方だったので、近所にビールを飲みに行った。 肉食の国だが、海も近いので、魚も食べる。 ビールといっしょにメルルーサという鱈に似た白身魚のグリルを注文してみた。 だがしかし、味がない。 味が薄すぎる、とかいう問題ではなく、まった…

「にちようびの過ごし方」

今日は日曜日なので、さっそくフェリア(ストリートマーケット)に行ってみた。 何にも買わなくても、ぶらぶらしているだけでおもしろい。 ここは毎週日曜日に行われるのだが、知らずに昨日勇んで来てしまった。 午前中から大いに人出がある。 ここに来れば…

「はまる」

今月中はたぶん探検に行けそうもない。 しかたないから近所のスーパーでいろいろ物色するのをせめてもの気晴らしとして楽しんでいる。 これは、「アルファホール」というチョコパイみたいな駄菓子。 中身はチョコパイよりも濃い。サイズはチョコパイくらい。…

「きのうから、いきなり」

今朝は朝からずいぶん暑い。 ここは四季がある。 南米とはいえ、赤道からはかなり離れているのでけっこう寒い、ということは書いた。 いきなり、夏や冬が来るのだと聞いた。 湿気がないからさわやかである。 こんな日が何日つづくのかわからないけれど、もう…

「とおいからです」

Facebookも何となく始めました。

「酔っ払いたい」

滞在しているホテル周辺は、閑静で落ち着いている。 残念なことにまだあまり散策する機会がない。 もちろん、 頼まれなくても、時間さえあれば出かけるつもりである。 「酔っ払いの木」 なのだそうだ。 よく見ると、棘々が生えている。 酔っ払いに抱きつかれ…

「モンテビデオは」

今、春だという。 だが、思った以上に寒い。 再来週はある公園の日本庭園で、日本人祭があるという。 花見もできるんだろうか。

「長いあいだ」

こんなに長いあいだ飛行機に乗ったことがない。 成田→ニューヨーク→マイアミ→モンテビデオあ〜疲れた。

「大冒険」

これから、このお友だちが冒険にでかけます。

「無自覚を自覚」

わたしにも、あんな時代があったの? ねえ、 わたしもあんなふうに笑ったり、頭に来たり、悔しがったりしていたの? 今となっては、もう、だれも教えてくれない。 知っている人も、たぶん、いない。 だから、 あの子たちを見ていると、あの頃の自分がいった…

「そういうことだ」

僕らは会う度いつも同じ話をした。あの日、どうやって僕らは知り合ったのか、 あの日、君はどこからあの町にやってきたのか、 あの日、僕はどこからあの町にやってきたのか、 数日どうやっていっしょに過ごしたのか、 そしてその後、 君はどこへ行ったのか、…

「どういうことか2」

それで、 結局、大きいとはどういう意味なのかというと、定義するのは難しい。 DNAの研究者がそこに宇宙を見ることの裏返しで、いくらグランドキャニオンが大きいと言っても、地球規模で考えれば大したことではなく、ましてや宇宙から見れば、まったくどうで…

「どういうことか」

あっという間の旅であった。 今までアメリカはニューヨークやサンフランシスコ、ロサンゼルスといった大都市しか訪れたことがなかったが、今回の大移動はそれらの大都市をつなぐ作業であったとも言える。 旅をしていると、どこでも日本からの観光客に出会う…

「ヨセミテ」

確か、中学で英語を勉強し始めたとき、教科書にイエローストーン国立公園のことを紹介する章があった。 間欠泉で有名だとか、なんとか。グランドキャニオンでもそうだったが、ヨセミテにも観光やトレイルの拠点となる町はヴィレッジと呼ばれ、賑わっていた。…

「ある町で」

ヨセミテに行く途中、この日は夕方になってしまったので、小さな町で泊まることになった。 こういう時は、アメリカ映画でよく目にする典型的なモーテルに泊まる。 安上がりでどこでもだいたい同じ作りだ。 おもしろかったのは、受付のある事務所に入ると決ま…

「グランドキャニオン2」

さて、2日目のグランドキャニオンはどうだったのかというと、ブライト・エンジェル・トレイルという名のハイクコースをしばし歩いた。 どんどん谷のなかに入って行くのだが、1時間歩いても谷底は見えなかった。 いや、トレイルの先の先は見えた。 ここはサウ…

「グランドキャニオン1」

まあ風の強かったこと! 何しろ崖っぷちだから風が強いのだ。 セドナを発って、いよいよ旅も佳境に入って来た。 待ちに待っていたグランドキャニオンである。 ラスベガスからもヘリコプターで上空から眺めるツアーとかいろいろあるらしい。 でも、今回は違う…

「ウォルナッツヴァレイ」

この渓谷には崖が切り立っていて、 800年くらい前からヒトが住んでいたそうだ。 軽く1マイル歩けるようになっているが、 そこまで降りるのに、たくさんの階段を降りていかなければならない。 降りていかなければならないということは、帰りは上ってこなけれ…

「赤い岩に行った」

赤い岩の周りをハイキングした。 夕陽を浴びるとさらにあかく染まる。 このあかい色は、赤か茜か紅か朱か? 朱かな? 岩の下に育つ植物たちの緑と青い空と岩の朱からは、どんな歌が生まれたのだろうか? などと考えごとをしながら歩いていた。 スペイン語で…

「こんなことで」

ラスベガスというのは誠に恐ろしい場所だ。 正直言って、わたしはすごく苦手な場所である。 ここが好きだというヒトは、おそらく、酒池肉林ということばも好きなのだとおもう。 なぜここをわたしに見せたかったのかという理由はすぐにわかった。 金と性欲と…

「ラスベガスへの移動です」

レイクタホを7時に出て、8時間半ドライブでラスベガスに着いた。 ラスベガスの話の前に、道中で見たすごいことを2、3書いてみよう。映画やら雑誌の広告やらガイドブックで目にした光景が広がっている、というのはチープな表現なのだが、どうしてわたしはこれ…

「移動しました」

移動するのに8時間のロングドライブである。 これぞわたしのみたかったもの! 本来この季節なら山も街も雪に埋もれているはずなのに、山頂に薄っすらとしか雪がない。 スキーリゾートのはずが、まるでピクニック広場みたいになっている。 これじゃあ夏の水不…

「出発してます」

成田からサンフランシスコまで8時間半、それから2時間乗り換えの時間があってちゃんとまた2時間飛行機に乗って、ポートランドに着いた。 今回はここからアメリカのネイチャーを満喫する旅が始まる。 アメリカ人なら誰もが1度は行ってみたいというラスベガス…

「降ったな」

久しぶりの雪である。都内では24,5センチの積雪だったとか。 この街に住んで25年以上経つが(しばしば家出もしたが)、 これだけの積雪は20年ぶりだと言われて、自分の記憶を引っ張り出した。その時は、やっぱり朝から雪が降り続き、夜遅くなって止んだのだ…

「メリークリスマス」

年が明けてしばらく経ったある日、なぜか知らぬがクリスマスの日の夢を見た。父らしき人が大きなケーキの箱を下げて帰って来た。 箱には色とりどりのケーキがいくつも入っていて、すごくおいしそうに見えた。「どう?食べないの?」と、その人は言った。 「…

「明けたな」

毎年恒例になっている行事は、年始の餃子作りである。 いつのころか、実家でわたしが請け負っている。 皮も手作りして、水餃子で食べていたが、年に1度きりでも数年続けていれば、 なんとなく上達してくるらしい。もちもちして旨いのだが、焼いてみろと言わ…

「なにになる?」

ずいぶん昔のいつだったか、父が言う。 おまえ、鞍馬天狗を読んだかい? いいえ。 読んでみろ。 (いやだ) ことごとく、父の言うことに反抗していたころだ。鞍馬天狗はもちろん、大佛次郎である。いまだにわたしは鞍馬天狗を読んでいないが、 鶴見俊輔の本…

「Both」

Good news or Bad news? どっちが先に聞きたい? そうだな。 やっぱり、良いニュースのほうを先に聞いとくかな? 悪い知らせの後に良い話を聞いても、きっと色あせてしまうから。それとも、 良い知らせの後に悪い話を聞けば、 少しはその哀しみも薄まるんだ…

「むねをうつ」

久しぶりに胸を打つ文章に出会った。旅と移動: 鶴見俊輔コレクション 3 (河出文庫)作者: 鶴見俊輔,黒川創出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/09/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る