徒然

「こんしゅうの風景」

今週、窓から見た朝の景色たち。 冬を迎えるせいか、 日々、天気がめまぐるしく変わる。 朝、空を見上げて「午後は雨になるのだろうか」 と、思案する。 1日目、青空に傘を持って行かず、 午後、雨に降られ、 2日目、暗く垂れ込む雲を見て、 傘を持って出…

「みじかい」

ほんとは、 自分に才能がないことなんて、ずっと前からわかっているのだ。 そうかい、じゃあ才能ないならどうするよ? 10代の頃は無根拠ナ自信っていうのがあって、 誰もが自分の未来は光り輝いているはずだと信じて疑わない。 それこそまさに若さの力なんだ…

「唐突に思い出した」

ずいぶん前のことなのに、唐突に思い出して、あああああああっと叫びたくなることがある。 フラッシュバックってやつだ。https://www.youtube.com/watch?v=9cDU-RTDgE0&list=PLvSBbnjyvnx8mgzpk-EGcV79O7_oHu3Dx&index=5本来なら『四重人格』というタイトル…

「こればかり」

このところ、仕事ばかりである。 自分で言うのもおこがましいが、けっこうマジメに仕事に取り組んでいる。 おいらがやれることはなんでもやってやれーっ とばかりに引き受けたらこう、なってしまった。 仕事が楽しいのはいいことだ。 あたしもそう思うんだけ…

「わからん2」

ほんとうになんだかんだでいろんなことがあっという間にすぎていく。 ちゃんと地に足をつけて、 しっかり目ひらいて、 ぜんしん研ぎ澄ませていなければ、 ぱぱぱぱぱーっと、 気がつけば、またきせつが変わろうとしている。

「あけました」

この町に来て、2度目の新年を迎えた。 今年は日本からの来客があり、 久しぶりにいろいろな話をしている。 そんな中、彼女はわたしに次はコスタリカへ行けと言う。 それもまたおもしろそうだ、と思いながらベッドに入ったら、 案の定、初夢はコスタリカにな…

「2度目のクリスマスは」

うちの前の通りでは、人々が花火を打ち上げている。 今夜はクリスマス。 わたしにとっては、この街で過ごす2度目のクリスマス。 時間の流れが速いから、もっと目をしっかり見開いて、 周りをしっかり見なければならない。 耳をもっとそばだてて、いろんな音…

「むずかしさ」

こどものころから人間関係や人脈の作り方に問題をずっと抱えてきた自分だが、 ここに来て、身内との関係がぎくしゃくしていることに不安を感じている。 度々、父のことを書いているが、父親という存在は自分たち家族の中で どのようだったのか、忘れられつつ…

「ふしぎな訪問者」

この季節になると、思い出されるのはじぶんの父親のことだ。 もう12年くらい経つ。 父が亡くなる前、 その当時の自分としては精一杯のことをしたつもりなので、 父に対してやり残した感が、ない。 あたしはあのときできる限りのことをやったのだ、 というさ…

「あたまんなか。いしばしをたたかずにわたるの巻」

自分は、いわゆる〈キレ〉やすいほうではないと思っていたのだが、 最近、我ながらこれを疑い始めている。 わたしは、もしかするとキレやすいほうなんじゃないだろうか、 あるいは、 最近あたまのネジが2、3本どっかに飛んで、壊れ始めているんじゃないだ…

「がいこくじん、という人々」

いま、にほんを出て遠い国に住んでいるから、ここでわたしは〈がいこくじん〉である。 そういう立場になる前は、外国人の気持ちを実感として持つことができなかった。たとえば、東京に暮らす外国人の知り合いが、 「『ほらね、あの人は外国人だから、やっぱ…

「おもいだすことなど」

この街に来て1年が過ぎた。 この齢になると毎年感じることだが、365日×24という時間が過ぎるのが速い、 しかも加速している気がする。誰もがそう言う。 だが、 自分に限って言うと、 それは自分に都合のいい言い訳に過ぎないんじゃないか、と。 しばらく旅に…

「またもや阻止されたきぶん」

目下の敵は、この、ストライキである。という話は前にも書いた。 明日はゼネストで交通機関もストップするので、休講せざるを得ない。 ストライキの種類にはいろいろあるが、 交通機関が麻痺すると、郊外から来ている学生にはツライ。 学校への足が確保でき…

「とおくにいると」

ぜんぜんともだちがいないので、ひとりきりでいろいろかんがえる。 いろんなことが思い出されて、なつかしくなった り、もうだめかとおもったりすることもあるが、 なんとかやりくりしているよ。

「わからん」

わからないことは続く。 この国はストライキが多い。 交通機関のストも頻繁にあるが、学生たちもストをする。 国立大学では学費がかからないのに、ストをするのである。 その理由がわからなかった。 だって、 タダで勉強させて貰って、その上何が要求できる…

「とおいからです」

Facebookも何となく始めました。

「無自覚を自覚」

わたしにも、あんな時代があったの? ねえ、 わたしもあんなふうに笑ったり、頭に来たり、悔しがったりしていたの? 今となっては、もう、だれも教えてくれない。 知っている人も、たぶん、いない。 だから、 あの子たちを見ていると、あの頃の自分がいった…

「降ったな」

久しぶりの雪である。都内では24,5センチの積雪だったとか。 この街に住んで25年以上経つが(しばしば家出もしたが)、 これだけの積雪は20年ぶりだと言われて、自分の記憶を引っ張り出した。その時は、やっぱり朝から雪が降り続き、夜遅くなって止んだのだ…

「メリークリスマス」

年が明けてしばらく経ったある日、なぜか知らぬがクリスマスの日の夢を見た。父らしき人が大きなケーキの箱を下げて帰って来た。 箱には色とりどりのケーキがいくつも入っていて、すごくおいしそうに見えた。「どう?食べないの?」と、その人は言った。 「…

「明けたな」

毎年恒例になっている行事は、年始の餃子作りである。 いつのころか、実家でわたしが請け負っている。 皮も手作りして、水餃子で食べていたが、年に1度きりでも数年続けていれば、 なんとなく上達してくるらしい。もちもちして旨いのだが、焼いてみろと言わ…

「なにになる?」

ずいぶん昔のいつだったか、父が言う。 おまえ、鞍馬天狗を読んだかい? いいえ。 読んでみろ。 (いやだ) ことごとく、父の言うことに反抗していたころだ。鞍馬天狗はもちろん、大佛次郎である。いまだにわたしは鞍馬天狗を読んでいないが、 鶴見俊輔の本…

「Both」

Good news or Bad news? どっちが先に聞きたい? そうだな。 やっぱり、良いニュースのほうを先に聞いとくかな? 悪い知らせの後に良い話を聞いても、きっと色あせてしまうから。それとも、 良い知らせの後に悪い話を聞けば、 少しはその哀しみも薄まるんだ…

「むねをうつ」

久しぶりに胸を打つ文章に出会った。旅と移動: 鶴見俊輔コレクション 3 (河出文庫)作者: 鶴見俊輔,黒川創出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/09/06メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る

「やってるんだってさ」

22日って、明日なんだけど、飯田橋のギンレイで、 「Sugar Man」 と「Bill Cunningham」 が2本立てでやっているってさ。何で1日36時間くらいないのかなあ。むずかしいなあ、たぶん。あと1回くらいデカい画面で見たかったな。

「あきがない」

10月に入ってから涼しくなったと思ったらまた暑くなって、 季節外れの台風が通り過ぎたら、秋まで持って行かれたように冷え込んできた。 これじゃいよいよ麦茶も終わりか。 そう思ってティーバッグを買おうか買うまいか迷っていたのだが、 結局、買った。小…

「4:37」

未明の地震で目が覚めてそれきり眠れず、仕方がないから本でも読もうと手にとったら、意外にもけっこうおもしろく読み進んでいたが、いよいよベッドの上で読書をするには手が体勢がきつくなってきて、お、そろそろ眠れそうだ、この機会を逸しては、と寝入っ…

「忘れていたわけではない」

すっかりごぶさたしております。春が来たと思ったら、もう梅雨入りだというので、たまげた。 ったく、時間が過ぎるのが速すぎる。新聞記事か何かで読んだことがあるのだが、 さまざまな年齢の人たちを集めて、3分経ったら合図してください、というテストを…

「ことしのさくら」

都心にぶらぶら行ってみた。 開花宣言から1週間後に満開なのだった。2週間で葉桜になるのか。 季節がかわっていくさまを観察していると、自分のことをみつめる機会にもなる。 ああ、今年もこの季節が来た。 来年はどうなるんだろうか。 なんだ、正月、誕生…

「次の次の週末は」

今朝、天気予報が言っていたが、この週末にそろそろ開花か?ということだった。 確か、開花宣言が出た2週間後が満開だったよね? 去年(2012)のさくらさくらの季節が近づくと、毎年毎年「天気予報で」その開花情報を知らせるという国は、おそらく日本だけな…

「らしさ」

人と話しているうちに、埋もれていた記憶が掘り起こされていくことがある。 きのうもそんなことがあった。昔はいろいろ変な先生がいたよね、という話をしていたのだが、 わたしにも、思い出されてきたのである。小学校の、確か、4年生くらいだったと思うのだ…