2015-01-01から1年間の記事一覧

「2度目のクリスマスは」

うちの前の通りでは、人々が花火を打ち上げている。 今夜はクリスマス。 わたしにとっては、この街で過ごす2度目のクリスマス。 時間の流れが速いから、もっと目をしっかり見開いて、 周りをしっかり見なければならない。 耳をもっとそばだてて、いろんな音…

「むずかしさ」

こどものころから人間関係や人脈の作り方に問題をずっと抱えてきた自分だが、 ここに来て、身内との関係がぎくしゃくしていることに不安を感じている。 度々、父のことを書いているが、父親という存在は自分たち家族の中で どのようだったのか、忘れられつつ…

「ふしぎな訪問者」

この季節になると、思い出されるのはじぶんの父親のことだ。 もう12年くらい経つ。 父が亡くなる前、 その当時の自分としては精一杯のことをしたつもりなので、 父に対してやり残した感が、ない。 あたしはあのときできる限りのことをやったのだ、 というさ…

「あたまんなか。いしばしをたたかずにわたるの巻」

自分は、いわゆる〈キレ〉やすいほうではないと思っていたのだが、 最近、我ながらこれを疑い始めている。 わたしは、もしかするとキレやすいほうなんじゃないだろうか、 あるいは、 最近あたまのネジが2、3本どっかに飛んで、壊れ始めているんじゃないだ…

「がいこくじん、という人々」

いま、にほんを出て遠い国に住んでいるから、ここでわたしは〈がいこくじん〉である。 そういう立場になる前は、外国人の気持ちを実感として持つことができなかった。たとえば、東京に暮らす外国人の知り合いが、 「『ほらね、あの人は外国人だから、やっぱ…

「おもいだすことなど」

この街に来て1年が過ぎた。 この齢になると毎年感じることだが、365日×24という時間が過ぎるのが速い、 しかも加速している気がする。誰もがそう言う。 だが、 自分に限って言うと、 それは自分に都合のいい言い訳に過ぎないんじゃないか、と。 しばらく旅に…

「またもや阻止されたきぶん」

目下の敵は、この、ストライキである。という話は前にも書いた。 明日はゼネストで交通機関もストップするので、休講せざるを得ない。 ストライキの種類にはいろいろあるが、 交通機関が麻痺すると、郊外から来ている学生にはツライ。 学校への足が確保でき…

「とおくにいると」

ぜんぜんともだちがいないので、ひとりきりでいろいろかんがえる。 いろんなことが思い出されて、なつかしくなった り、もうだめかとおもったりすることもあるが、 なんとかやりくりしているよ。

「わからん」

わからないことは続く。 この国はストライキが多い。 交通機関のストも頻繁にあるが、学生たちもストをする。 国立大学では学費がかからないのに、ストをするのである。 その理由がわからなかった。 だって、 タダで勉強させて貰って、その上何が要求できる…

わからないこと

いまでもわからないことは、いろいろある。 だが、 もっともわからないことは、 生活と旅のちがいだ。 このところ、 といっても、このうちに引っ越したころからだから かれこれ半年くらいだろうか ずっと考えている。ときには ひとに聞いてみることもあるが…

「瀑布」

世界3大瀑布のうち、初めて見たのがこれだ!「Iguazú」 イグアスゥ。「スゥ」にアクセントがある。なかなか見応えがあるのだった。 そして、スピードボート! 悪魔ののど笛と呼ばれる滝が深く切れ込んだ部分に突っ込んで行くのだが、 これにはぜひ!水中めが…

「Llamadas」(呼ぶこと)

この国の人口の黒人が占める割合はわずかに5%にすぎないそうである。 だがしかし、歴史のことがあるのでパレードで太鼓を叩いている人々は、たとえイタリア系でも顔を黒く塗る。 そういうわけで、昨夜のパレードは「llamadas」と言う名前だそうで、 これは…

「よくやけました」

こっちの肉は、霜降りなんてないのである。 絶対的な赤身で、噛めば噛むほど肉の味が出てくる。 残念ながら、わたしはまだ部位の名前がよくわからないから、肉売場でも自力で買えない。 うちにはガス台の下にグリルがあるが、よく使い方がわからん。 いずれ…

「あけました」

みなさま、あけましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。