「めずらしいもの」
友人のお宅にいぬを見に行ってきた。
ちょっと早めのランチをし、近所を案内してもらったあと、いぬたちと遊んできた。
犬種は日本テリアという。
頭部が黒くて、体は白い。
4匹いるうち、しっぽが黒いのもいるし、白いのもいる。
体の色もさまざまであるが、性格もさまざまである。
やんちゃなのや臆病なの。
まだ家族と一緒に住んでいた頃、うちにもいぬがいた。
中学の同級生にもらった柴犬と何かの雑種だった。
今は「雑種」という言い方もしないのかな?ミックス?
まあいい。
ほんで、その犬の名前はペロちゃんと言ったのだが、ペロちゃんはけっこう長生きした。
15年くらいだったろうか。
おおかたの家と同じように、ペロちゃんは始め愚弟のいぬだったが、結局、母のいぬになった。
最期は、母が一人でみとった。
ペロちゃんが死んだとき、母はわたしに電話をかけてきて、一部始終を報告した。
ちょっと泣いているようだった。
友人のいぬたちを見ていて、昔のことを思い出していた。