「モンテアルバンとミトラ」

今日は午前中にモンテアルバン、午後にミトラ行って来ました。
どちら遺跡ですが、ミトラは建物の壁にモザイク模様が施されていて、
他の遺跡とちょっと趣が違っていました。

モンテアルバンのほうは、先日のテオティワカンがあったので、
遺跡の規模からいえば、それほどでもないのですが、
これが山上にあるというところがすごい。



バスでオアハカの町から30分くらい登って行くと、
てっぺんにあるのですよ。
天文台もあったりして、一体どんなふうにこの建物が使われていたのか、
と想像をめぐらしました。

だがしかし、遺跡以上にすごいことがあり、
それは、モンテアルバンへのバスのオフィスで会った日本人ご夫婦のことです。
ご主人のリタイアを機にお二人での旅行が本格化されたそうなのですが、
いまや1年の半分くらい旅行されているのだそうです。
しかも、行っている場所がすごい。

お金を出せばなんとかなる場所には、もっと歳をとってからでも行けると思っているので、
気力と体力が必要な場所に行っているのだそうです。

なるほど。
わたしは遠いところから攻めて行こうと思っていましたが、
ちょっと考えを改めさせられました。

それにしても、
人にはそれぞれの人生があるのだということの一端を
また垣間見る想いでした。

ずいぶん失敗もしたわよ、
でも、そうやったから今があるのよね。

なんだか勇気が出ることばなのです。

ミトラは祭祀を司るお坊さんたちの住まいだったようです。
地下に入れるところがあるのですが、ちょっと妖気がただよっていました。